2025年度 受講生募集要項(PDF)

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三重県林業研究所 アカデミー運営課
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受講者インタビュー

マネージャー育成コース令和5年度受講

一連の林業活動に関して専門的知識や最新の動向を知り、迷っていたことへの整理ができました。

三重県 中須真史様 林業

Profile - プロフィール

大学で林学を学び、最初は県外の環境アセスメントを行うコンサルタント会社に就職しましたが、出身地の三重県で、専門を生かした森林・林業に関する仕事がしたいと思い、2009年に宮川森林組合に入りました。
当組合に就職後、2年前まで林業振興課で森林整備に関する測量業務、森林経営計画樹立支援、造林事業、森林環境譲与税関連業務などに加え、多様な森づくりとして、広葉樹地域性苗木の生産や植樹事業(企業との連携)、広葉樹を使った商品の製造・販売(抽出成分によるアロマ製品、木工品など)を行ってきました。

昨年からは、林業振興課を兼務しつつ、管理課に所属し、総務関係業務(会計、労働安全管理など)を担当しています。

当組合に入って10年以上が経過し、主任として後輩職員への指導やアドバイスなどの機会も増えてきました。森林組合は、森林所有者から山を預かって森林の管理を行っているので、常に所有者の存在を忘れないよう業務に取組むとともに、後輩職員にも伝えています。

第一線で活躍されている講師の方々から
森林・林業の最前線の実践的な知見・情報を学ぶことが出来ました。

みえ森林・林業アカデミーの受講を決めた理由について教えてください。

10年以上勤務する中で、森林所有者に対して、森林整備の提案を行う際に、今までの経験や知識から一般的な提案は行えますが、その森林の立地環境や生育状況などに応じて、「どのような森林を目標として、どういった森林整備を行うか」といった個別の提案については、自分自身も迷うことが多くなり、後輩職員にも、どのように伝えればよいかが課題だと感じていました。

そのような時、職場からアカデミー受講の勧めがあり、最新の情報や知識を得る良い機会だと思いました。また、私の受講したマネージャー育成コースには、組織マネジメントや林業会計などの講義もあり、総務部門に異動するタイミングでもあったので、幅広い知識が必要となると思い受講を決めました。

受講した年度を振り返ってみていかがでしたか。

講師の方々が、第一線で活躍されており、森林・林業の最前線の知見・情報を学ぶことが出来ました。受講前は、教科書的な内容の講義を予想していましたが、実践的で、現場に適用できると感じ、非常に興味が湧きました。
また、カリキュラム構成も森林・林業の広い分野を網羅していて、それぞれの講義の内容も深く、得るものが多かったと思います。

受講時は、ウッドショックの影響で、一時的に木材不足や木材価格変動の激しい状況の時期と重なりました。講義の中で、何人かの講師の方が、このウッドショックのことを話題にしましたが、それぞれの講師の置かれている立場から、ウッドショックに対する様々な意見を聞くことができ、講義内容もさることながら、非常に興味深く、印象に残っています。

「知識をどう生かし、実践するかが重要である」という教えを意識して業務に取り組むようになりました。

受講後、どのようなことが身につきましたか。

造林―育林―伐採・搬出―加工利用―再造林と、一連の林業活動に関して、専門的知識や最新の動向を聞くことができ、知らなかったことや、疑問に思っていたことが、自分の中で整理できました。総務部門に異動したこともあり、林業会計(大変おもしろかった)や労働安全管理など、現在の業務に関係することも学ぶことができました。

楢崎講師の講義で、3回に分けて、業務上の実際の課題を見つけ出し、解決策を検討する内容のものがあり、実際の業務にも適用できるので、その方法を学べたことは、大変良かったと思います。

身についたことが、現在の業務にどのように活かされていますか。
また、今後どのように活かしていきたいですか。

楢崎講師の講義で、「アカデミーの受講で知識を得ることはできるが、重要なのは、その知識をどう生かし、実践するかである」との言葉があり、組織マネジメントを行う立場として、この言葉を日々の業務でも意識するようになりました。

講義では、最新の機器や技術についての話もありましたが、ハードの整備は予算などの関係で、すぐに導入することはできませんが、業務の進め方や安全管理などのソフト面は、すぐにでも取り入れて実践することができるので、これを活かし、少しでも組織力が向上するように努力したいと思います。

みえ森林・林業アカデミーに対する意見、要望があればお願いします。

アカデミーは、学ぶだけでなく、受講生や講師などとのつながりを作る場としても、大変良かったと思います。良い木造施設もできたので、関係者の交流ができる仕組みや機会を作ってほしいと思います。

今後、ドローンやGISの活用など、スマート林業への移行が加速するものと思います。選択講座などで、専門性の高い講座を作ってみるのも良いのではと思います。

適地適木の原則をあらためて再検討し、
この地域にあったモデルを作れればと思っています。

将来の夢・目標について教えてください。

現在、森林に対する所有者の関心が薄れ、循環型産業としての林業活動が停滞しているように感じます。そのため、所有者の方に関心を持ってもらえるような森づくりの提案ができることが目標です。スギ、ヒノキの経済林や、これまで行ってきた地域性苗木を活用した多様な森づくりなど、適地適木の原則をあらためて再検討し、この地域にあったモデルを作れればと思っています。

今後受講する方にメッセージをお願いします。

私自身は、アカデミーを受講することで、得るものが非常に多かった1年でしたし、講師や事務局の方々など、関係者の森林・林業への思いを強く感じました。

このアカデミーは、全国的にも珍しい働きながら学ぶ形態で、実践的な内容を学ぶことができるカリキュラムとなっています。職場で悩んでいる方、新しい情報を得たいと考えている方などに受講をお勧めします。

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