Profile - プロフィール
西垣林業株式会社三重事業所マルタピア(三重県伊賀市)に所属しています。入社5年目で、入社後、2年半は桜井本社(奈良県桜井市)に勤務し、マルタピアの開設に伴い異動してきました。
マルタピアは、当社の運営する木材市場の一つで、国産原木全般を取り扱っています。現在の業務は、主にスギ原木を担当し、原木の選別・仕分け、はい積みなどを行うとともに、地元や他県(滋賀県、福井県)の森林組合や林業関係者に対する営業も担当しています。
現在、十数名の職員の中で、若手になりますが、後輩も入社し、責任ある立場を任され、業務量も多くなってきたものの、充実した毎日を送っています。元々、森林や林業に関心があり、関わりの深い当社に就職しましたが、最近は、「緑の循環」を支える林業が、産業として維持・継続するため、いかに山元へ多くの利益を還元するかを、以前より考えるようになりました。
自分の視野も広がり、考えていたことの解決策を見出す良い機会だと考え、受講を希望しました。
みえ森林・林業アカデミーの受講を決めた理由について教えてください。
入社後、仕事をする中で、市場業務を通じて、林業の振興や山村の活性化への貢献方法を考えるようになり、市場業務を理解するだけでなく、森林や林業などに関する知識や情報を得たいと思うようになりました。そのタイミングで職場からアカデミーの受講を勧められ、調べてみると様々な講座が設定され、講師陣の顔ぶれも豪華でしたので、自分の視野も広がり、考えていたことの解決策を見出す良い機会だと考え、受講を希望しました。
受講した年度を振り返ってみていかがでしたか。
働きながらの2年間の受講は、体力的にも精神的にも、思っていた以上に大変でしたが、様々な課題を深く「考える」2年間となりました。講義の内容もそうですが、職場において、講義で学んだことをどう生かしていくか、「やりたいこと」と「できること」を業務内容から整理し、職場の同僚にどのように伝え、調整していくかなど、一人の社会人としても良い学びとなりました。また、様々な職種、年齢の方が受講していて、色々な話を聞くことができ、講義以外でも良い勉強になりました。
講座の中で、「サトウダイスケ」さんの講義が印象に残っています。今まで、林業や木材市場の立場から森と関わってきましたが、森をイベントの場所として活用し、映画祭を開催するという発想に驚きました。林業や木材に関係ない人にも、森に関心を持ってもらう新たな発想だと思いました。
効率的な仕事のプロセスやその進行、プレゼンのスキルなどを学ぶことができ、また、他の受講生との交流により視野が広がりました。
受講後、どのようなことが身につきましたか。
アカデミーの講座を受講することで、確実に知識は深まったと思いますし、様々な立場の受講生と交流できたことで知り合いも増え、視野も広がったと思います。
2年目のプロジェクトでは、改めて自らの業務を見つめ直し、課題を考えることができました。また、プロジェクトを行うにあたり、職場の理解を得ながら進めるために、実行計画の立案や上司への説明などを行うことで、効率的に仕事を進める「プロセスや段取り」、プレゼンのスキルなどを学ぶことができました。社会人として良い経験になったと思います。
身についたことが、現在の業務にどのように活かされていますか。
また、今後どのように活かしていきたいですか。
アカデミーを受講することで、一緒に受講した方以外にも、講師や事務局の方など、新たな人間関係を作ることができたので、今後の業務の中でも、この関係を活かしていきたいと思います。
また、2年目は、「地元材の流通量をいかに増やすか」をテーマとしてプロジェクトに取組み、地元の森林所有者などに、マルタピアの存在や業務内容を理解していただくことから始めようと考えました。
最近、大学生や地元の中学生などが、市場見学に来てもらう機会がありますが、林業や市場業務と無関係な方に、この業界のことを知ってもらうことが、その第一歩だと思い、積極的に対応しています。
今後も、市場業務などを知ってもらう活動は続けていきたいと思います。
みえ森林・林業アカデミーに対する意見、要望があればお願いします。
アカデミー修了後も、新しい知識や情報を得ることができるので、知り合った方々との関係を大切にしています。修了生も増えてきたと思いますので、交流の場を定期的に設けていただけたらと思います。
「地元材の流通量を増やす」ための
仕組みづくりを考えていきたいと思います。
将来の夢・目標について教えてください。
アカデミーのプロジェクトで取り組んだ「地元材の流通量を増やす」ことが、当面の目標です。
当社は、全国各地に拠点があり、広域に木材を集め、量を確保することも市場として重要な役割だと思います。一方で、地元材の流通量を増やし、山元に利益を還元することで、木材市場の立場から地域林業の活性化に貢献できるのではと思っています。
今後も「地元材の流通量を増やす」ため、業務の中で、仕組みづくりを考えていきたいと思います。
今後受講する方にメッセージをお願いします。
ディレクター育成コースでは、一つのテーマを決め、解決に向けて取り組みました。必ずしも当初目標を達成できなくても、アドバイスを受け、考えながら、プロジェクトを進めたことは、大変良い経験になりました。それぞれの立場で、新たな発見があるかもしれません。受講してみたらいかがでしょうか。
現在のプロジェクトの進捗状況を教えてください。
アカデミーのプロジェクトでは、「地元材の流通量を増やす」ために、まず木材市場の存在を知ってもらうことから始めました。アカデミー修了後、地元の森林所有者などに、積極的な働きかけは行っていませんが、「山を見に来てほしい」といった、いくつかの問い合わせなどがあり、会社として対応できています。今後も、山に利益を還元できる仕組みづくりを考えていきたいと思います。