2024年度 受講生募集要項(PDF)

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受講者インタビュー

マネージャー育成コース令和4年度受講

コスト管理や森林管理等の学びを、森林施業の実務や
マネジメントに活かしていきたいです。

三重県 池田明生様 森林施業

Profile - プロフィール

2015年に東京から家族で大台町に移住し、8年目になります。
3年前、現在所属する株式会社森林再生システムから、森林データの整備に関する業務と「フォレストチャレンジ・森あげプロジェクト」のサポート業務を受託し、それが縁で2年前に正社員となりました。当社は、2007年からトヨタ自動車株式会社が大台町内に保有する森林(約1700ha)の管理を受託していますが、現在は、その森林管理業務を担当しています。具体的には、予算管理と森林GISを活用した森林資源情報や施業履歴の管理、森林施業の発注などを行っています。

幅広い視点と専門的な講義で、
森林や林業に対する見方が変わったと思います。

みえ森林・林業アカデミーの受講を決めた理由について教えてください。

東京時代の前職では、10年以上WEB業界の仕事に携わり、移住してからは団体職員を経て地域総合商社を立ち上げるなどという経歴なので、現在の業務に携わるまで、森林や林業に接する機会はなく、知識もありませんでした。3年目になって、経験を重ねるうちに、専門用語も理解できるようになり、興味も深まってきました。この機会に、森林や林業について、専門的に学べる機会を探していたところ、アカデミーの受講者募集を目にし、受講することにしました。

受講した年度を振り返ってみていかがでしたか。

いずれの講義も非常に興味深く聞きました。今まで、森林や林業に対して、担当業務との関りからしか見ていませんでしたが、実務的な内容も含め、幅広い視点から、専門的な講義が聞け、森林や林業に対する見方が変わったと思います。

講義以外でも、受講者仲間との活動内容などを共有ができ、
よい情報交換の場所にもなりました。

受講後、どのようなことが身につきましたか。

当社は直営の作業班がなく、森林施業は地域の事業体などへ委託しているため、現業務であまり経験できない組織運営に関して、その大切さや、経営者側と従業員との考え方の違いを組織内で共有し、組織運営を行っていく難しさなどを知ることができました。また、実際の森林施業についてのコスト管理の考え方や工夫についても学ぶことができ、生物多様性の講義では、単に森林に手を触れずに多様性を維持するのではなく、人間が生きていくうえで重要な多様性を維持すべきとの考え方を聞き、森林や林業との関わり方をあらためて考える機会となりました。
講義以外では、一緒に受講されている方から、他の事業体の方針や活動内容などについての話を聞け、よい情報交換の場にもなりました。

身についたことが、現在の業務にどのように活かされていますか。
また、今後どのように活かしていきたいですか。

作業コスト管理、森林管理(間伐など)の考え方などは、現在の担当業務である森林施業の発注計画の立案や事業のマネジメントに生かしていきたいと考えています。

みえ森林・林業アカデミーに対する意見、要望があればお願いします。

大変満足しています。今後も、アカデミーの取組みを継続していってほしいです。

実際に会社経営されている経営者の方から直接話を聞いて学ぶことができる機会はそうないと思います。

将来の夢・目標について教えてください。

担当しているトヨタ三重宮川山林の管理について、森林資源情報の整理、森林GISの活用などにより、資源として利用する森林の範囲や管理に要する経費を明確にし、効率的な森林管理計画を作成したいと考えています。

今後受講する方にメッセージをお願いします。

幅広い視点からカリキュラムが構成され、講義の内容も充実していますので、森林や林業に関係している方々には、メリットがあると思います。実際に会社経営されている経営者のかたから直接話を聞いて学ぶことができる機会というのはそうそうないと思いますし、一緒に受講されている他の事業体の方針なども知ることができて他者との比較ができる良い機会です。また、内容に比較して受講料も格安だと思いますので、受講をお勧めします。

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