2024年度 受講生募集要項(PDF)

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三重県林業研究所 アカデミー運営課
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受講者インタビュー

マネージャー育成コース令和3年度受講

事例や実演から異なった視点を得られ、
現場作業を一層安全に行うようになりました。

三重県 橋本伸哉様 林業

Profile - プロフィール

速水林業から現所属会社(海山林友株式会社)の前身である諸戸林友株式会社に出向し、現在に至ります。経験年数は、本年4月で29年になります。現在の主な業務は、木材生産で、チェンソーによる伐採と伐採木の搬出を行っています。木材搬出は、タワーヤーダーを用いることが多く、線先での荷掛け作業を多く担当しています。また、最近、若手職員が入社したので、彼らが安全に業務を行いながら、技術や作業のコツを早く習得できるように、コミュニケーションを心がけています。

新しい技術や知識を学ぶ、いい機会だと思い受講。
聞き馴染みのない生物多様性の講義などが印象に残っています。

みえ森林・林業アカデミーの受講を決めた理由について教えてください。

現在、携わっている業務では、作業システムが確立していて、作業内容がほぼ決まっています。これは、安全かつ効率的に作業を進めるうえでは、大変重要であると考えていますが、反面、変化がなく、物足りなさを感じ始めてもいました。そのような時に、職場からアカデミーの受講を進められ、新しい技術や知識を学ぶ良い機会だと思い、受講することにしました。

受講した年度を振り返ってみていかがでしたか。

日常業務では聞くことがないような話が聞け、大変良かったと思っています。例えば、生物多様性の講義などは、森林や林業と密接な関係があるにもかかわらず、普段あまり聞くことはなく、印象に残っています。

若手職員の指導的立場として、内容を上手く伝える
コミュニケーションスキルの重要性を感じています。

受講後、どのようなことが身につきましたか。

通常、よく聞いていた労働安全に関して、事例や実演などを交え、異なった視点からの講義が聞け、身が引き締まりました。また、あらためて、安全作業を心がける良い機会となりました。

身についたことが、現在の業務にどのように活かされていますか。
また、今後どのように活かしていきたいですか。

若手職員の指導的立場となり、安全な作業技術や仕事の段取りなどを伝える機会が増えたことから、解りやすく、内容を上手く伝えるコミュニケーションスキルの重要性を感じています。
本年度はフォレストリーダー研修も受けさせていただき、現場作業を円滑に行うためのコミュニケーション研修も受けましたが、やはり解りやすい話をするためには、様々な技術的知識や情報が必要で、アカデミーでの講義を思い出しながら、若手職員と話すときに役立てていきたいと思います。

みえ森林・林業アカデミーに対する意見、要望があればお願いします。

労働安全の科目の中で、偏心木の伐採方法についての講義がありましたが、実際の現場での経験に基づいた実践的な内容で、興味深く聞きました。マネージャー育成コースなので、組織管理業務や技術理論の内容が多くなることはやむを得ないと思いますが、現場での実践的な内容がもう少しあってもいいように思いました。

若者が長く林業を続けていけるように、サポートしていきたいです。

将来の夢・目標について教えてください。

若い人が新たに林業に就業し、定着してほしいと思います。枝打ちや間伐後の整備された森林を見たり、大木を想定通りに伐採できたりすると、達成感があり、やりがいも感じますが、森林作業は、“危険で、 “きつい”し、収入も決して良いとは言えないので、若い人にお勧めできるかというと、躊躇するところもあります。それでも、職業として林業を選んでくれた若者には、長く続けていけるようにサポートしたいと思っています。

自分を含め、林業に長く従事している人を見ると、生活の一部に仕事(林業)を上手に取り込んでいる人が、長く続けているように思います。林業は残業がなく、家族との時間や趣味の時間を取りやすいところが、利点の一つだと思うので、“仕事のやりがい”だけではなく、このようなメリットも含めて、若手職員には伝えていきたいです。

今後受講する方にメッセージをお願いします。

(業務が現場中心の方には)即座に現場で役立つことは少ないかもしれません。
しかし、森林や林業について、多角的な視点での講義が行われ、林業に対する理解が深まり、視野も広がったので、受講してよかったと思っています。。
迷っておられるのであれば、まずは受講してみてはいかがでしょか。

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